流れ流れてメキシコで生きてます

城太郎が見たメキシコのブログです

メキシコのBillar(ビジャール)について

 

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(↑この人はビリヤード場の従業員の女の子です)

スペイン語でBillar (ビジャール)って言うのはビリヤードの事なんです。


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(↑この人は城太郎の奥さまのウメ星デンカさまです)


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(↑城太郎の孫娘のジズです)

日本やアメリカやフィリピンや台湾などで競技人口が多いポケットにボールを入れるポケット式ビリヤードはPool(プール)って言うんです。

 

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(↑練習中の城太郎です)

テーブルに穴が開いてないビリヤード台を使って自分が撞いた手球を2つの的球に当てる事で点数を競うビリヤードの事をキャロムビリヤードって言うんですけどもスペインとメキシコなどのラテンアメリカ諸国と韓国ではキャロムビリヤードの競技人口が多くてプールビリヤードはあまり行なわれてないみたいです。

 

Billar Carambola (ビジャール・カランボーラ)とかあるいは単にカランボーラってスペイン語では言うんですけどもこの競技が盛んな国はメキシコ、韓国、コロンビアの3ヵ国です。

 

ビリヤード場の数とスリークッション台の台数が多い順番なんですけどもメキシコが世界で1番ビリヤード場が多い国でスリークッションテーブルの数もメキシコが世界1多い国なんです。


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城太郎が住んでるメキシコシティに何百軒のビリヤード場があるのか恐らく誰も知らないはずなんですけど世界で2番目にビリヤード場が多い都市の韓国のソウルの何十倍もメキシコシティにはビリヤード場があるからビリヤード場の数の上でも1番なんですけどビリヤード場の店舗が大きくて1軒のビリヤード場に平均してスリークッション台が大体20台くらいあるのでスリー台のテーブルの数もメキシコが世界1多いんです。


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(↑コロンビアのボゴタで行なわれた世界選手権の時のリー・サンチュン選手です)

上の写真は韓国人で初めて世界チャンピオンを獲得した故リー・サンチュン(李商天)選手なんですけどもリー・サンチュン選手が世界チャンピオンを獲った事に拠って韓国のキャロムビリヤード熱が上がって国技に成ったみたいです。

 

李商天選手は米国に渡る前のまだ韓国に居た時代に韓国代表の招待選手として全日本選手権に何回か出場したんですけどその時代は小林伸明先生、小森純一先生たちがまだバリバリの時代でしたから李選手は勝てなくて10位くらいだったんですけど米国に渡ってから強く成ったみたいです。

エディ・ロビンス選手やカルロス・ハーロン選手などの米国選手を指導した大村先生に李選手も指導を受けたのではないかと思います。

 

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(↑写真は日本人初の世界チャンピオンの故小林伸明先生です。コロンビアで行なわれた世界選手権の時に写真を撮らせていただきました)

 

リー選手がBWAワールドカップグランプリの世界チャンピオンを獲ったのが1993年だったか何年だったか城太郎は今良く覚えてないんですけども1990年代は韓国のプロ選手よりも日本のプロ選手の方が強かったんですけど2000年代に入ってから韓国選手が凄く強く成って来て今は立場が逆転してるみたいです。

 

ソウルもビリヤード場が多いんですけど店舗が小さくて1軒のお店にスリー台が8台くらいしか無いお店が多いみたいなんです。

城太郎は韓国に行った事がないので良く知らないんですけど韓国にビリヤード旅行に行った人から聞いた話では韓国のビリヤード場は小さいらしいんです。

 

メキシコの場合はスリー台が14台くらいしか無いお店が小型店でスリークッションの台が30台くらいのお店が大型店なんです。

但し大型店の場合はボーリング場みたいな感じの若者向けのレジャー施設的な商売だから高点者とかの上手い人が居ない所謂(いわゆる)素人店です。

 

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このお店は近頃城太郎が練習しに行ってるビリヤード場でスリー台が14台の小型店です。


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撞点は右捻りで城太郎の場合は若干引き球に成るように少し下目を撞きます。

第2クッション目でリバースの捻りに成るのでこう言った変わった動きを手球がするんです。


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スリークッションゲームと言うのは上の図みたいに手球を撞いて2つの的球にヒットさせるまでの間に手球を3回以上クッションに入れてから2つの的球に当てると言う競技で非常に難しいゲームなんです。

上の図の球は球クッションのカーブを利用した裏廻しですけど第2的球の受けが大きい場合は城太郎はこの取り方を良くします。

 

メキシコシティのビリヤード場の状況について説明しますとオランダ製のフルホーブンだとかデンマーク製のソレンソガードだとかフランスのシュビロットなどの日本でもお馴染みのいわゆる定番のテーブル以外にトルコ製のZEKİ BiLARDOとかギリシャ製のSivissidisなどの世界各国のスリークッションテーブルがあるんです。

 

メキシコ人がビリヤード好きな為にビリヤード場の商売はメキシコでは儲かる商売なんです。

ビリヤード場のオーナーはみんなベンツとかボルボとかBMWなんかに乗ってるんです。


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(↑世界チャンピオンのフレデリック・クードロン選手です。メキシコに来た時に写真を撮らせていただきました)

 

この写真は世界チャンピオンのクードロン選手ですけどメキシコではビリヤードが盛んなので外国から有名な選手が来るので城太郎たちみたいなビリヤード基地外にはメキシコは凄くいい国なんです。

 

クードロン選手はスリークッションだけでなくカードルやバンドゲームでも世界チャンピオンで恐らく今世界で1番ビリヤードが上手い人だと城太郎は思います。

 

メキシコ人にとってのスリークッションビリヤードは日本人にとっての麻雀とかゴルフ以上にポピュラーな物でメキシコ人の成人男子の恐らく99%くらいの人は上手く撞けるかどうかは別としてスリークッションのビリヤードを撞く事が出来るんです。

 

城太郎は元からビリヤードが好きだったからメキシコに来たばかりの時からメキシコシティの色んなビリヤード場に行ってグアダラハラとかサカテカスだとかベラクルースとかの他の州のビリヤード場にも行ったんです。

 

メキシコは階級社会だから普段ですと弁護士とか医者の先生みたいな中上流階級の人と水の配達の人みたいな経済的に下流の人はあまり交わらないで交流しないんですけどビリヤード場だけは唯一メキシコ人が階級の垣根を取っ払って交流する場所なんです。

ビリヤード場の中ではたとえ水の配達の人でもビリヤードが上手い人が偉くてみんなに尊敬されるからです。

 

UNAM(メキシコ国立自治大学)の歯学部の教授で日系人フィデル・ヒラタ先生と城太郎しかメキシコのビリヤード界に日本人は居ないんですけどヒラタ先生はメキシコ生まれのスペイン語ネイティブのメキシコ人ですから純粋のハポネスは城太郎1人なんです。

 

メキシコのビリヤード場はあらゆる階層のメキシコ人が来るので城太郎は色んな人と知り逢えて人脈が広がりました。

 

弁護士とか医者とか税関職員とか会計士とかPGJ(司法警察)の私服刑事の人とかテレビ局のカメラマンの人とか露天商の人とか水の配達の人とかタクシー運転手の人だとかバールのバーマン(バーテンダー)の人とかブティックの店長とか売春宿の経営者とかミュージシャンの人とかハンバーガー屋の親父さんとか色んな人と知り逢えたんです。

 

城太郎もビリヤード場で知り逢ったエドゥワルドと一緒にビジネスをしたりエドゥワルドからメキシコ式のナンパのやり方を教わったりしたんです。

 

だから城太郎的にはメキシコに来る日本人の人でビリヤードが出来るとかなり得な気がします。

 

ビリヤードはやはり面白いです。


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(↑アーティスティックビリヤードの世界チャンピオンのシャビエル・フォネジョッサ選手です。バルセロナのビリヤード場で写真を撮らせて貰いました。サインの宛名のJesúsは城太郎のスペイン語名です)

 

上の写真はスペインのビリヤード場で撞いてる人は世界チャンピオンの人なんですけどもマッセでボールが信じられないような動きをして思い通りに球が当たる快感を覚えちゃったらビリヤードから抜けられなくなるんです。

 

城太郎はいつも思うんですけどビリヤードって、こんな面白いゲームを誰が考えついたのかな🤔って思うんです。

ビリヤードってクレオパトラの頃からあったらしいんです。

エジプトの人が考えたんですかね🤔

 

今まで世界中でビリヤードにのめり込んで人生を狂わした男たちがどれくらい居たのかなあ?🤔って言う事も城太郎は考えるんですけど恐らく相当な人数だと思うんです。

 

たかが球撞き、されど球撞き...


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撞球とは何かと言う問い掛けは人生とは何かと言う問い掛けに少し似ている』

 

 

ビリヤードはやっぱり面白いです。